タイ紀行3

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今回は、タイ旅行3日目です。

 

バンコクから車で約3時間、ミャンマーにほど近い場所のカンチャナブリ―へ行って参りました。

仕事並みの早起きをしていざ出発です。

カンチャナブリ―は自然が深く、歴史的建造物が多い所で、映画「戦場にかける橋」で有名になった場所でもあります。

「日本人なら1度は行ってきなさい」と、まきのせ先生からお勧めで

急遽、旅行の計画に入れた場所、本当に行ってみて良かった場所でした。

クウェー川鉄橋
クウェー川鉄橋

 

こちらの橋は第2次世界大戦時、日本軍が敷設した泰緬鉄道が通る、クウェー川鉄橋です。

列車の来ない時間帯は、線路の上を歩いても良いので、観光客のみんなで溢れかえってました。

途中、列車が来ても待機できる場所が所々にあるので、間近で走る列車を観ることが出来ます。

 

カンチャナブリ駅
カンチャナブリ駅

 

カンチャナブリ駅からタムクラセー駅まで列車に乗ってみました。

約1時間半ほどです。その間の町並みは、畑や牛が放牧していたりと、とても長閑なものでした。

列車が停車する度に、売り子さんが色々なものを売りに来てくれました。

 

列車の中

 

こちらはパンケーキ&ドーナッツ屋さん、1つ10円くらいです!

世界の車窓からみたいな写真が撮れたので、一人で盛り上がっておりました^^

 

タムクラセー駅
タムクラセー駅

 

そして、タムクラセー駅に到着です。

タムクラセー駅に着く手前は岩壁ギリギリに造られた約300メートルのS字カーブ(アルヒル桟道橋)を通るのですが、座った席が岩壁側でしたので、橋を観る事が出来ませんでした。これだけは心残り。。。

もし行かれる方がいらっしゃいましたら是非、クウェー川側(進行方向左側)をお勧めいたします。

アルヒル桟道橋
アルヒル桟道橋

 

駅に着いてから大きく曲がったアルヒル桟道橋の写真を撮りました。

この鉄道は、日本軍が物資輸送の為に建設したもので、ミャンマーからタイまで約415キロ、5年はかかると言われた鉄道を、たった1年半ほどで完成させたのだそうです。

日本軍の捕虜となったイギリス、オーストラリア、アジア諸国の方々が過酷な労働を強いられていたとのこと。 10万人以上もの犠牲者が出ています。

日本人として、何とも言えない、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

アルヒル桟橋の途中には洞窟があり仏像が飾られておりました。

二度と戦争が起きないようにと祈るばかりです。

 

JEATH戦争博物館
JEATH戦争博物館

 

JEATH戦争博物館です。

第二次世界大戦中、泰緬鉄道の建設に携わった日本軍の捕虜収容所を再現した建物の中に

兵士たちが残したスケッチや写真、日本軍が使っていた銃などが展示されていました。

当時の悲惨さが伝わってきます。胸が痛みます。館内は全て撮影禁止でした。

JEATHとは、Japan, England, Australia, Thailand, Hollandの頭文字を並べたものです。

 

墓

 

チョンカイ共同墓地です。

連合軍兵士の方々が眠っています。鳥のさえずりが、とても穏やかで昔の悲惨な出来事を

慰めてくれているようでした。

 

カンチャナブリ―慰霊塔
カンチャナブリ―慰霊塔

 

泰緬鉄道建設中に犠牲となった連合軍の捕虜、労務者の霊を慰める為に建てられた慰霊塔です。

二度と同じ過ちを犯さぬよう、皆が平和を第一に考えられる世界になれますように

手を合わせてきました。

 

8月のタイは雨季の時期、帰りの車の中で激しい雨に降られました。

観光している途中に降られなくてよかった、ちゃんと全て観てこられて良かったと思いました。

 

いつかの次回は、タイ4日目です!花の仕事をしておりますので、タイの花市場は欠かせませんね!